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[HQ]短編集

第3章 小さな好敵手ー木兎光太郎の場合ー


あの後、幸太郎以上に
xxxが号泣していた







xxxを2人であやして






3人で並んで手をつないで帰った





そして次の日の朝
幸太郎のおばさん…xxxのお母さんが
迎えに家へやってきた



「木兎くん、ほんとにありがとうねぇ
助かったわぁ」




「いえ、気にしないでください」




幸太郎は少しすねたような顔つきで
下を向いている




こいつ気持ちを隠したい時は
下向く癖があんだよな




「幸太郎、またいつでも良いから
遊びにおいで」




ぽんぽんと頭を撫でる




「…うぅー…」




幸太郎は俺に抱きつくと
声を押し殺して泣いていた




「よしよし」













幸太郎はその後、また遊びに来る
と言って帰っていった




『それにしても、木兎くん
幸太郎に懐かれたねー』




俺とxxxはリビングで
向かい合って座り、話していた





「俺もあそこまで懐いてくれるとは
思ってなかったわ…」




遊園地から帰ってきた日は
俺と一緒に寝ると言ってベッドに潜り込んできた






おかげで…





おかげで…
この休日、xxxと全くイチャイチャ
出来なかったし…




せっかくの3連休なのにいいいいいい




『木兎くん?』




「ん?」




『ちょっと…隣座っていい?』




xxxも同じ事を考えていたみたいだ




「そんなこと言ってないで
ベッド行こうぜ(笑」




『なっ///』




ごめんな、幸太郎
やっぱxxxは渡さねーわ




俺はxxxを抱き上げ
寝室に移動した
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