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ひらりと舞うが木ノ葉

第2章 作成中!


「よく来たのう。」


目の前の人物に、私は何も言葉が出てこない。驚きよりも怖さの方が強く、震えるどころか硬直してしまう。そんな私を見て、目の前のその人は笑った。

先程親父と呼ばれていたシカクに連れて来られた場所、そこは


「ワシはここ、木ノ葉隠れの里の長を務める・・・三代目火影じゃ。」


火影邸の火影室。

長=一番偉い人、っていうのは分かる。でも、今の私にとって重要なのはそこじゃない。


「あ、あの・・・あれは夢だったんじゃ・・・」

「ハッハッハ!確かにあの時のはそのような物じゃ。じゃがな・・・これは夢ではない。」

「え・・・」

「お主、すっかり目が変わってしまったようじゃな。」


さっきまで穏やかに笑っていた顔つきが、途端に真剣な面持ちになる。そうして私を見つめているは・・・あの時夢の中で会った、おじいさん。

その瞳はまるで私の心を見透かしているようで・・・恐い。


「恐れることはない。お主、名は何と申す?」

「柳瀬、まみ・・・です。」

「まみか、良い名じゃ。」


フッと顔の表情が穏やかなものに戻ると、おじいさん・・・否、三代目火影は衝撃的な言葉を口にした。


「まみ、お主には今日から木ノ葉の人間として、アカデミーに入って貰う。」

「・・・・・・はい?」

「そして後に木ノ葉の忍となり、活躍して貰いたいと思うておる。」


いやいや、ちょっと待って・・・アカデミーって何?忍って、何?

私、一体どうなっちゃうの・・・!?


「落ち着くのじゃ、まみ。お主は選ばれてここへ来た。堂々としておれば良い。」

「・・・選ばれた?」

「あの巻物を拾い、今ここに来ておる。それには重要な意味があるのじゃ。」


不安でたまらない私に、安心せい。という三代目火影。

すみません、三代目火影様。


全然安心、出来ません。
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