• テキストサイズ

相合い傘 ▷ あめいろ。

第8章 @ 日向翔陽





「あーもうだめだごめん…あのさ…」


何度目の謝罪だろうか、といったところで、日向が口を開いた。


『…どうしたの?』


「合宿終わって、試合もひと段落したら、デートしよう!」



日向の耳は真っ赤だ。


絢は目を丸くさせてから背伸びをして、顔をも赤くさせる日向の頰に口付けた。


それに気づいて更に顔を赤くさせる日向。



「あー…もう!でもその前に全国に連れてくんだからな!」


『楽しみにしてる。』


「おう!任しとけ!」



ニコニコする日向の後ろに大きな影が二つ見える。



「…えっ!?何亡霊!?」


「日向〜!違うよ俺だよ〜!」


『…木兎さん!?と、黒尾さん…?』


「お盛んだなチビちゃん〜」


「バッ…えっ!?ちょ、えっ!?」



焦る日向を横目に、絢はまたもや笑いをこらえることができなかった。




/ 41ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp