• テキストサイズ

相合い傘 ▷ あめいろ。

第5章 @ 赤葦京治




「絢ーお待たせ。帰ろっか。」


『ん!部活お疲れ!』


「ありがと。」



部活終わりの赤葦と合流して、下駄箱に向かう。



「言ってた問題わかった?」


『んーあと少しで解けそうなんだけど…』


「わかんないところあったら聞いてきなよ?いつでも返事するから。」


『京治は優しいね。』


「アンタにだけだよ。」



赤葦が誰にでも優しいことを、絢は知っている。


でもその中で一番自分が大切にされていることも知っている。




そんな赤葦が、絢は大好きだった。





/ 41ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp