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相合い傘 ▷ あめいろ。

第4章 @ 孤爪研磨





『…!?』


言われて少しの間の後に、言われたことに気がつく。


その様子を見て、孤爪は更に顔までもを紅くした。



『研磨、えっ、それ、えっ!?』


「ああああ…気にしないで、気にしちゃダメ…」



研磨は我慢の限界だったのが、片方の手のひらで真っ赤になった顔を隠す。




『研磨…』


「何…こっち見ないで…」


『…ありがとう。』



屈託のない笑顔で笑う絢を見て、少し心が温かくなった孤爪であった。





それを遠くから見つめる夫婦がいた。




「アイツ…意外とそういうのもアリなんだな…」


「研磨が…女の子に気を遣って…!」



「うるさいこっち来ないで!?」






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