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相合い傘 ▷ あめいろ。
第4章 @ 孤爪研磨
わたし、柴田 絢、人生初の失恋を体験しました。
高校生になって初めて出来た彼氏で、結構仲良くやってきた筈だったのに。
理由もちゃんとわからないまま別れてしまった。
最初はなんだかよくわからない怒りを感じていたが、だんだん自分が悪いんじゃないかと思えてきた。
気づいたら雨が降っていて、体は濡れているのに、何も感じることができなかった。
「…絢?」
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