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相合い傘 ▷ あめいろ。

第3章 @ 影山飛雄





色々言っているうちに、絢の家に着く。



『影山くんの家はもっと向こう?』


「あっ、そうっす。」


『待ってて、レインコート持ってくるね。』



家に入ろうとする絢の腕を、影山が掴んだ。



『…影山くん?』


「あっ、いやっ、あの…今度は、晴れた日に一緒に…」




どんどん声が小さくなっていく。



絢はそんな様子の影山を見てクスクス笑う。



『うん、楽しみにしてるね。』



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