第10章 二口の悩み
夕方部活の時間。
……今日は二口の機嫌が悪い。
イライラしてるのが見てるだけでわかるんですけど。
今はレシーブ練習
「二口、しっかりあげんか!」
「……サーセン」
追分監督に怒られてる。
今日は調子も悪いんだろうか。
まどか は二口を気にしながらも
ドリンクを作りに行った。
休憩中。
それぞれ水分補給の為ドリンクを取りに来たが二口は取りに来ず右頬を触りながら座っていた。
二口ドリンク取りに来ないんですけど。
しかもムスっとしててやっぱり機嫌悪そうだな。
でも…気になってしまう。
まどか はドリンクを持ち二口に渡しに行った。
「二口、ドリンク飲まない?」
まどか は二口にドリンクを差し出すと
何も言わず受け取った。
「ねぇ、二口。今日なんかイライラしてるでしょ?何かあった?」
「は?……っ、お前には関係ねぇし。」
また右頬触ってるし。
「関係ないって言っても、調子も悪いじゃん。気になるんですけど!」
「……お前に言っても何も解決しねぇよ。
ウザいから向こう行って!」
二口はまどか に向けて手でしっしっと追い払った。