第8章 家庭の事情
まどか と青根は一緒に帰る。
青根は先程まどか が言っていた話を気にしていた。
「…………まどか さっきの話だけど…」
「ん?マネージャーの話?まだ返事してないよ。」
「…………マネージャーしたいのか?」
「うん。やりたい!バレー見てたらさ、私も何かやること出来ないかなって思っちゃってさ。……二口とも仲良くなりたいしねっ!」
まどか は嬉しそうに青根に話す。
「…………まどか がやりたいなら別に構わない……でも無理だけはするな……」
青根は心配そうにまどか に話した。
「大丈夫!朝練は出れないって伝えたし、無理はしないつもりだよ?青根ちゃん心配し過ぎだってば!」
まどか は心配する青根を余所にフフっと
笑いかけた。
暫くしてそれぞれの自宅に到着する。
「………たまには前みたいに俺ん家に夕飯食べに来い……母さん達も待ってるから……」
「うん!青根ちゃんありがとうね!その気持ちだけで嬉しいよ!じゃあまた明日ね」
まどか はいつもと変わらない表情で青根に手を振り自宅に入って行った。