第7章 思わぬ勧誘
まどか は暫く部活練習を見ていたのだが
突然男子バレー部監督の追分に呼ばれ
監督の所にはマネージャーの滑津もおり
手招きをしていた。
「追分監督何か用ですか?」
まどか は不思議そうに追分監督に尋ねた。
「岬は部活をしていないんだよな。バレー部見に来てるんだったら滑津と一緒にマネージャーしないか?」
最近よく見に来るようになったまどか を見かねて追分監督はマネージャーの話を持ち掛けて来た。
「まどか ちゃんも一緒にメンバーのサポートしてくれたら嬉しいなって思って追分監督に相談したんだ。」
滑津は嬉しそうに話す。
マネージャーやりたいけど……
どうしようかな。
「あの、お誘い凄く嬉しいんですが私朝練に参加するのは多分無理なんですよね。」
まどか は少し困った顔をした。
「朝は忙しいのか?」
「はい。家庭の事情で朝はバタバタなので。
夕方は参加出来るんですが……」
まどか は申し訳なさそうに話した。