第6章 バレてしまった!?
放課後
まどか はバレー部を見に来ていた。
「黄金川、ちゃんとトスあげろ!ワタワタすんな!」
「すんません!!二口先輩!校庭100周してお詫びします!!」
「走らなくていいから、トス練するべきだろ!」
二口は真面目過ぎる黄金川に手を焼いていた。
二口は主将だからみんなを纏めるの大変そうだな……。
暫くすると
「おーす!ちゃんと練習してるかー?」
制服を着た茂庭、鎌先、笹谷が体育館に入ってきた。
「コンチワース!」
男子バレー部のメンバーがその三人に挨拶をする。
あの人たち誰だろ……
挨拶してるって事は引退した3年生かな?
まどか にとっては引退した三人を見るのは初めてだった。
まどか は三人を見ていたら、茂庭と目が合う。
まどか は軽い会釈をした。
「お前ら!練習相手になってやるから有り難く思えよ!」
「鎌ち、脱いだ服投げんなよ!」
鎌先と笹谷は
そのままコートへと行ってしまった。