第5章 お昼を食べよう!
「なぁ青根、アイツ面白いな!コロコロ表情変えて本当見てて飽きないんだけど!」
二口はククッと笑いながら青根に話す。
二口にまどか の事を言われ
青根は少し皺を寄せながら二口をジッと見た。
「なっ、なんだよ!別に悪口言ってる訳じゃねぇじゃんか!」
二口は青根が睨んでいると思い少し怯む。
「………………まどか は良い奴だから」
青根は二口にぽつりと言い
お弁当を片付けた。
何で俺にそんな事言うんだ?
訳分かんねぇんだけど。
二口は青根の言葉に不思議に思っていた。
一方自分のクラスに戻ったまどか 。
「まどか お帰り!」
戻ってきたまどか に涼は手を振ると
まどか は嬉しそうに駆け寄った。
「りょーちゃん!二口にお弁当誉められたの!めちゃくちゃ嬉しい!!」
まどか は机をドンドンと叩き
大興奮しながら嬉しそうに話す。
「まどか ?少しは落ち着きな。二口に誉められてよかったじゃん!」
涼もつられて笑った。
「えへへ、ごめんね。あっそうだ!青根ちゃんからフルーツサンド貰ったの!一緒に食べよっ!」
まどか はフルーツサンドを涼に見せた。
「へぇまどか の幼馴染み良いとこあるじゃん!」
「青根ちゃんは昔から優しいってば!」
「はいはい、そうだったね。」
「涼ちゃんは分かってないなぁ~」
二人はそんな話をしながらフルーツサンドを食べ、残りの休み時間を過ごした。