第4章 お弁当を届けよう!
一方また青根にお弁当を渡せず戻った
まどか 。
泣いてなかったよね。
大丈夫だよね。
……私ダメだな。
二口に舌打ちされただけでへこむとか。
はぁ、もう自分が嫌いになりそうだ。
まどか は自分のクラスに戻り友達の涼の所へ行く。
「まどか まだお弁当渡して無かったの?次の休憩昼休みじゃん。もうあんたは昼飯は幼馴染みと食べてきなよ?」
「……うん、わかった。お昼はあっちで食べてくる。」
ん?まどか ……元気無い?
「……また奴に何か言われたの?まどか は二口とは絶対合わないって!」
「……そんな事言わないでよ。」
「だったらちょっと何か言われた位でへこむな!それ治さなきゃ絶対二口とは付き合えないからね!」
「ど、努力するよ!」
「まっ、私は二口の軽口好きじゃないから全く応援する気は無いけど………
まどか のヘコむ姿はみたくないから。」
涼はニッと笑った。
そんな涼にまどか は
「りょーちゃんありがとう!」
嬉しくて抱き付いた。
まどか に抱き付かれた涼は
「ちょっと!私はそんな趣味はないから!」
嫌がりながらも嬉しそうだった。