第24章 正直な気持ち
「……うそ、私……それが二口だって気付いてなかった……」
「うん、次にまどか 話しかけた時には
俺の事覚えてないって気付いたよ。
だから財布忘れたって咄嗟に嘘をついたの。
俺は初めてまどか と会った日から好きになっていたんだ。」
「二口のほうが好きになるのが早かったんだ……。……気付かなくてごめんね。」
まどか はギュッと二口に抱き付いた。
「まどか はいつから俺の事好きだったの?」
「……私は二口から貰ったレモン味のグミキャンディ食べたら魔法にかかったみたいに二口の事が気になっていたの。もう一度会いたいなって思っちゃったんだ。」
「あっ、レモン味のグミで正解だったんだ。お礼のつもりで添えたんだけど俺の気持ちグミに詰まっててまどか に届いたのかもな。」
「……うん、そうかもね。……二口大好きだよ。」
「うん、俺もまどか 大好き。……なぁ、俺の事名前で呼んでくれねぇの?」
「……恥ずかしい……もうちょっと待って…」
まどか は二口に抱き付きながら少し顔を覗かせながら赤い顔で話した。
「照れちゃって可愛いな。いいよ、もうちょっとなら待ってあげるから。」
二口はまどか の髪を優しく撫でていた。