第4章 お弁当を届けよう!
まどか は朝から用事を頼まれていた。
青根の母からお弁当を届けて欲しいと言われていた。
青根ちゃんのお弁当箱デカイな!
やっぱり食べ盛りの高校生だもんな。
お昼までには届けてあげなきゃだ。
まどか は教室に着くと友達の涼が話し掛けて来た。
「まどか おはよ!今日はやけに大きいお弁当食べるんだね!」
「これ私が食べる訳じゃないし!青根ちゃんのだよ。」
「青根?……あっ、まどか の幼馴染みか。」
「後で届けに行きたいから一緒に付いてきてよ!」
「えっ……無理。だってあんたの幼馴染み怖いんだもん。」
えっ?青根ちゃんが怖いだと!?
そりゃあんまり喋らないし、無表情だからそう思うかもしれないけどさ。
「青根ちゃん怖くないよ?むしろ優しいから!」
まどか は青根は怖くないと言い張った。