第18章 避けないで!
俺がそう願っていても
二口はまどか の事が好きなはず。
だからまどか が俺の事を好きになる事は無いよ……。
青根はカップに入ったコーヒーを一口を飲んでため息をついた。
「ねぇ青根ちゃん、苺返して!!」
まどか はケーキの最後の一口を食べ終え青根に奪われた苺をねだった。
「………………ごめん、返すよ。」
青根はフォークに刺した苺をまどか の口に持って来た。
まどか は恥ずかしそうにしながらパクッとそのまま苺を頬張った。
「………甘酸っぱい……」
まどか はニコッと笑う。
まどか が普段通りに戻ってくれて良かった……
まどか の笑った顔だけ見れれば俺は幸せだよ。
青根はまどか と一緒に居る時間に幸せを感じていた。