第3章 色気が無い!
暫くして部活が終わる。
「さっきは悪かったな。頭大丈夫だったか?」
二口はまどか に謝りにやって来た。
わわっ!
二口が謝りに来た!!
「頭大丈夫だよ。心配かけちゃったね!」
まどか は二口に心配され嬉しそうにした。
「良かった。頭ぶつけて、もっと馬鹿になったら俺のせいになる所だったからな!」
……これは私の事、馬鹿だと言ってるな。
「素直に謝りに来たと思ったら……一言多いよ!私はそんなに馬鹿じゃないし!(多分)」
「俺が素直にお前に謝る訳ないだろ?甘いんだよ!」
素直に謝る訳ないか。
一瞬でも嬉しくなった私が馬鹿でしたよ。
「うん。いつも二口は素直じゃないもんね!」
「あと、まどか はもう少し色気のあるパンツ履いたら?女子力上げれば多少はモテるかもよ?」
ああ、やっぱり言われてしまった。
「べっ、別にモテなくてもいいし!二口にそんな事言われたくありませーん。」
「まっ、確かに俺には関係無い話だなっ!じゃあな、ボーダーちゃん!」
そう言って二口は着替えに行ってしまった。
はぁ…何で私は二口の挑発に乗っちゃうのかなぁ。
これじゃあ二口に振り向いて貰えないな…
またまどか はヘコんでいた。