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[ハイキュー!!]素直になれない。

第15章 知ってしまった気持ち


暫くして青根が部屋に戻ってくる。


お風呂行かなきゃだけど
二人っきりにして大丈夫かな。
鎌ち達が戻ってくるまで待っていようかな。


茂庭がそんな事を考えていると
「………………茂庭さんお風呂……」
青根が茂庭に話す。



「あっ、お風呂行ってくるよ!」
茂庭には着替えを持って立ち上がった。


何も起こらなければいいけど…。


茂庭は心配そうに二人を見ながら部屋を出ていった。



部屋には二口と青根の二人っきり。


青根は俺がまどか の事を好きだって気付いているだろうか……。


俺がそういう素振りを青根に見せたのは一度だけ。
初めてまどか に出会った日の事を話した時だけだった。



青根はまどか の事が好き。

俺は青根とはずっと友達でいたい。
そしてバレー部の信頼しあえる仲間でいたい。


だから俺はまどか の事を好きになってはいけない。


昔と同じ過ちをしてはいけない。


俺は隠し通すよ。


「青根ー!ゲームしよう!」
二口はベッドから降りていつもの表情で話した。



青根もまたいつもと変わらずコクンと頷く。



二人はみんなが戻ってくるまでゲームで楽しんでいた。
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