第13章 お泊まり
一方家に帰ったまどか は支度をする。
フフッ、二口覚えててくれてたんだ!
嬉しいんだけど♪
でも私も青根ちゃん家に泊まってもいいのかなぁ………まっ、寝る所なければ帰ればいっか!
まどか は着替えて父親に
"高伸くんの家に遊びに行ってます。"
とテーブルに書き置きを残し戸締まりをし
鍵とスマホを持って青根宅に向かった。
まどか が青根の家に入ると
既にメンバーは達は夕飯を食べていた。
夕飯は焼肉。
まどか は空いていた場所に行くと
同じテーブルには青根と茂庭が座っていた。
「まどか ちゃん苦手な物無い?焼けたの入れようか?」
向かいに座ってる茂庭がまどか に声をかける。
「すみません、お願いします!苦手な物は無いです!」
まどか は取り皿を茂庭に渡した。
「茂庭さんって気が利きますよねっ!何て言うかお母さんみたいな感じ!」
「何よお母さんって!それは褒め言葉かい?」
「褒め言葉ですよっ!なんか話してると和むので私の癒しです!」
まどか はそう言ってニッコリ笑う。
「そう言われると悪い気はしないな。青根もまどか ちゃんに優しいだろ?青根も癒し系?」
「う、うん!青根ちゃんも癒し系かな。いつも優しいし…」
まどか にそう言われ隣の青根がチラリと
見るとまどか は視線を合わさないように違う方向を向いた。
なんだろう……
凄い違和感があるんだけど。
その行動を見ていた茂庭は二人の様子を少し気にしていた。