第2章 雨の日の君は/家庭教師ヒットマンREBORN!
それからというもの、私は雨が降っている日の休憩時間は決まって廊下に出て野球部の練習を見るのが習慣になっていた。
毎回練習を見に行き、彼のことを目で追うのが私の決まった休憩の過ごし方になっていた。
気づけば部活のときだけでなく、クラスでも学校生活でも彼のことを目で追っていた。
あんなに嫌いだった雨の日が今は楽しみの一つに変わっていた。
山本も私と目が合う度、笑いかけてくれたり手を振ってくれた。そんな小さなことが私は嬉しくて仕方がなくて、いつの間に恋に落ちていた。