• テキストサイズ

合同企画 【相合傘】 R18

第2章 今宵月が見えずとも


「ふふっ、敦君ありがとう。今日は何にする?」

「んーとね〜、こないだ食べて美味しかったヤツ…オペラ?だっけ?と〜、チーズスフレと〜、このイチゴの横にキウイと桃の乗っかってる筒のヤツ〜」

「はいはい、オペラとチーズスフレとトライフルね。辰也君はどうする?」

「オレはなつめさんのおすすめで」

「辰也君はいつもそうね。んー、じゃあブラッドオレンジのジュレはどう?」

「いいですね、じゃあそれで」

彼女はいつもオレにはさっぱりしたものを勧めてくれる。初めて来た時オレが「練習後に生クリームはキツい」と言ったのを覚えていてくれるからだ。アツシとの会話の中で何気なく言った一言をちゃんと覚えていてくれるのは、正直嬉しい。
/ 33ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp