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【進撃の巨人】私は蒼穹を舞う乙女だった

第3章 壁の中の街


リヴァイはそっと部屋を出ると
静かな廊下を歩き
1人外へ向かった


月明かりに照らされた森の中

導かれるように進む





「…最近、来すぎだな

また来たの?、て思ってるか?

俺は、お前が思ってるよりかは
たぶん弱い

いや、弱くなっちまったのか?」


の石碑の前

リヴァイはしゃがみこみ
見つめる


「ところでお前…

そっちの暮らしはどうにも
つまらねぇみたいだな

だから…帰ってきたのか?

巨人のいない世界は
そんなにつまらねぇか?」


そっと石碑をなぞる










「リヴァイさん」


「……っ!」


後ろを振り返ると
そこにいたのは

懐かしい お前の姿


俺は抱きしめていた

強すぎて
お前が壊れてしまいそうに
なるほど強く

強く






「…痛いです

リヴァイさん」


「お前が俺から離れるのが悪い」


「…寂しかったですか?」


「ああ」


「大丈夫ですよ

もう離れたりしませんから」


「…俺はよえーな」


「そんなことないですよ
…それが普通なんですから」



わかってる

じゃない

わかってるはずなのに



「…お前に…どうしても
を重ねてしまう俺を

許してくれ」


ゆずきは少し悲しそうに笑う

「リヴァイさんが望むのなら

…として生きます

私、もしかしたら
その為にこの世界にきたのかもしれないから」



リヴァイはそっと体を離すと
ゆずきの顔を見つめた


長い金髪の髪も
背丈も

唇も

全部、なんだ


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