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【進撃の巨人】私は蒼穹を舞う乙女だった

第3章 壁の中の街


ハンジはまずいと言いながらも
紅茶を飲み続け
そしてようやく話し出した

「壁外遠征、1ヶ月後に」

「ようやくか。待ちくたびれたぞ」

「…ここしばらくは本当大変だったよね
壁外どころか、問題は壁内に山積みだった」

「ああ…巨人と戦ってたはずなのに
いつの間にかターゲットが
人間になるとはな…

あいつら…新兵たちは
さぞこたえただろう」



エルヴィン前団長が倒れ

ベルトルト

ライナー

アニ

の3名を逃がしたあの事件から
すでに2年

この2年間
あの3名の巨人たちの動きはなかった

生きているのか
死んでいるのか

わからないまま時は過ぎ…




その間、調査兵団は
壁内での紛争に巻き込まれ
政府を相手に戦ってきた


この国の王はただの影武者だったこと

本当の王は代々巨人の力を受け継ぐ
家系だったこと

王が人々の記憶を改ざんし
人類は壁の中以外滅んだということを
植え付けていたこと


巨人とは、人間であったこと…



衝撃的な事実を目の当たりに
しながらも
亡くなったエルヴィンの意志を
受け継ぎ

調査兵団は壁内の敵を
排除した


そして、その過程で
手に入れた新しい力

硬質化できる巨人の力を
エレンが手に入れることにより

長年の夢であった
破壊された扉

ウォールマリアの扉を
塞ぐことができるようになったのだ


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