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【進撃の巨人】私は蒼穹を舞う乙女だった

第3章 壁の中の街


チッ…くそ

何をしてるんだ俺は


なぜあの女を抱きしめた?

じゃないだろあいつは


…いやまて。
大体、あいつはじゃない
っていう言葉自体がおかしいだろ



もう、死んだんだ



俺はいつからこんなに
女々しくなった?

くそっ…イライラする

こんな俺を見たら
お前はきっと笑うだろうな


…似すぎなんだよおまえら
ふざけんな。

クリスタのやつも
わざわざゆずきにあの服を着せるか?

絶対狙ったとしか思えねぇ




今でも鮮明に思い出せる
初めてに会ったあの日を

シガンシナの家で
長い金色の髪に
白いワンピースを着て
無邪気に笑うの姿を

俺は忘れられない

当時、まだ薄暗い世界で生きてた俺には
とても眩しく見えたから。



その姿が
まるっきりかぶりやがった




ま、あの女に同情されてるようじゃ
俺もまだまだだな



大人しすぎてちゃんとついてきてるか
不安になった俺は
少し後ろを振り返りつつ

紅茶を買いに来たことを思い出し
店へと向かった

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