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【進撃の巨人】私は蒼穹を舞う乙女だった

第3章 壁の中の街


わけわからないよ
急にそんなこと言われても…

見知らぬ世界に飛ばされて
私に似た人が過去に
この世界で生きていて…

その恋人をなくした男の人を
同情からか抱きしめたりして…


しまいには1人で生きていけ?


なんなのそれ…
私、何してるんだろう…



無理だよそんなの


私、まだ何も知らないじゃない


なんで一緒にいちゃいけないの

この世界で頼れるのは

あなたたちしかいないのに…



私が字の読み書きができるようになって
この世界のこと理解できたら

そしたら1人にされるの?

そんなの不安でしかない…





でも…


1人なのはむこうの世界でも同じだったか



両親が亡くなって
親戚の家に預けられて…

よくしてくれたけど
気を使う毎日だったな

それに耐えきれなくて
一人暮らししたっけ…



そうだ、私はずっと1人だった



さみしい?



…さみしいね



でもなんでだろう

この人たちとは
もうちょっと一緒にいたいと思ってしまう


もう少し、知りたいと思うんだ






前を歩くリヴァイさんの後ろ姿を
見ながら

そう思った。

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