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ただの怖い話

第4章 傘子さん


傘子さんは噂によると雨の日に傘を持ってこういうの
「傘ちょうだい」って
傘を渡したら「ありがとう」って言って帰ってくれるけど
「もってないの」って言うと
傘子さんの持ってる傘で殺されるんだって
持ってない場合の対処法は「ついてきて」って言って
家まで付いてこさせるの
そして傘をあげる傘子さんは
傘をあげるまで帰らない
あげなったら殺される傘子さんに出会ったら
傘をあげましょう

「何この本…。」

「傘子さんってなんだよ」

「あら傘子さんは存在するわよ」

「じゃあつれてこいよ」

「もうあなたの後ろにいるじゃない」



   「傘頂戴。…。」

「傘なんて持ってるわけないだろ」

「どうして……持ってないの?」

「やめてくれ……あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

「……」

「傘くれなかったから……くれないから」

「そうね……仕方ないじゃない私はちゃんと教えたのに」

「そっか…」

傘子さんは私が作ったの私は作れるの本物にできる
自分が作った都市伝説を……
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