• テキストサイズ

久世くんには恋愛論を

第5章 恋愛論Ⅳ







 気持ち悪い、ではなく、気色悪い。どうなの、女として想いを寄せていた男性から、気色が悪いってどうなの。





「せ、せんぱい・・・あなた今までよくそのキャラ隠せましたね・・・。」
「あ?もう疲れんだよ、コレ。それより、勿体ぶってないで久世の性格を教えろ、サル。」






 さ、ささささささる!親からもまだ動物に例えられたことなんてないのに・・・!



「・・・な、んで久世のこと知りたいんですか。」
「妹が好きなんだよ。」
「・・・は、い?」
「・・・・・・、」
「妹さんが、久世のことを・・・?」



 知らなかった、先輩に妹さんがいるなんて。



「ちげえわ、久世のことをタイプだっていう奴に振られて落ち込んでんだよ。」


 ・・・久世のことをタイプだっていう奴?



「先輩、なんか私色々聞き間違えてますかね?」


 ツッコミたいところが多すぎます。





「お前の耳垢事情なんて知らんわ。」
「溜まってません!」
「逆ギレですかー?やめろよ、ブス。」
「シスコン。」
「・・・・・・、」
「二重人格。」
「てめえ、吊るす。」






/ 211ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp