第4章 -完-『夢の中の世界は...』by.人狼少女を拾いました
それから15分で食べ終えた宏光。
「......その格好で行く、なの?」
「へ?......あぁ...(苦笑)」
(この世界では俺がビジネスマンって設定だから
こんな私服じゃ駄目じゃんかよ......(苦笑))
そうなるとクローゼットにスーツがあるはず......
「急いで着替える、なの。」
「はーい......」
(何かお袋みたいになってる......(汗))
そして宏光は急いでスーツに着替えた。
着替え終わった頃にはユリも朝食を食べ終え、
朝練に行く支度をしていた。
「なぁユリ......」
「どうしたの?」
「藤ヶ谷とニカはこの世界では何になってんの?」
宏光はずっと気になっていた2人のことを聞く。
「......?
藤ヶ谷って藤ヶ谷先生のこと、なの?」
「へぇ、藤ヶ谷先生......あいつこの世界では
先生かよ(笑)......ん?はあぁ!?」
「担任の先生、なの。ニカはニカ先輩のことなの?」
(しかも担任......ニカ先輩ってことは学校の先輩?
あぁぁ...頭がこんががりそう......(汗))
「藤ヶ谷先生は部活の顧問の先生、
ニカ先輩は男子テニス部のキャプテンなの。」
「ほ、ほぉ......(汗)」
(とんだ世界だなっ!)←
「そろそろ行かないと遅刻......」
「お、おう!じゃあ取りあえず行ってき、ます?」←
「行ってらっしゃい、なの。」
とりあえずB2階まで下り、車のエンジンをかけた。
「......東京駅ね、まぁメンバーがいるって言うし
行ってみっか!どうせ夢だしな(笑)」←
(こうなったら夢の中でしか起きない
このもう一つの世界で楽しむか......)
気分を入れ替え東京駅に向かうのだった。
「にしても藤ヶ谷先生ね......
アイツが先生とか思いつかねぇわ(笑)」←
(一度見てみたいもんだな(笑))