第4章 -完-『夢の中の世界は...』by.人狼少女を拾いました

―――ここからは夢の中でのお話です―――



早朝...


「ふぁよく寝た......
ユリは...あれ？もう起きてんのか？」



目を覚ますと隣にいるはずのユリはいない。



「......またキッチンか？」
(......包丁でまた指切ってねぇといいけど......)



そんな事を思いながらキッチンに向かった。



「ユリまたキッチンかー？包丁には気をつけろよ！」



声を掛けるとキッチンの方から



ユリの声が聞こえてきた。



「わかってるなの......」



やはりユリはキッチンにいたらしい。



(さーて、また怪我しねぇように俺もキッチンに行くか....)



キッチン...



「ユリー......」
(うぅ...少しねみぃ......)



少し寝ぼけながらキッチンに行く。



「おはよう、なの。」



「あぁ、おはy...んぇっ！？」



だがその眠気はあっという間に切れた。



宏光がユリの方を見て驚愕の声を上げた。



「......？」



「な、何で..お前......え、え、え？」



「もう少しでご飯出来る、なの。
パパは早く着替えて仕事の準備するなの。」



「いやいやいやっ！」



目を擦りまたユリを見る、だが......



「嘘だろ......(汗)」



「さっきからパパ、おかしいなの......」



(いやいやおかしいのはユリのほうだろ......
だってさ......)



宏光が見た光景は......



『『『もしかして耳っ！？』』』by.キスマイ←



耳......ではなく......





「何で背伸びてんのっ！？


何でセーラー服着てんのっ！？」←



おいおい、昨日まで小学生くらいだったよな......(汗)



なのに......



「朝からうるさい、近所迷惑...なの。」←



少ししかめっ面をするユリ。



「......(汗)」
(なんでよっ！？)←








まさかのユリは成長してましたー(笑)