第3章 -完-『口移しのチョコレート』by藤ヶ谷先生、大好きですよ?
「......口移ししてくれたら許してあげてもいいけど?」
「......はあぁぁぁ!?」
ダイナミック発言をする百合......。
「まぁ、でも太輔には無理だろうね~
人前でキスすらやりたがらないし(笑)」
「......コイツ(怒)」
「ならできる?(笑)」←
完全に太輔を馬鹿にしている百合......(苦笑)
「......。」
「ならキスだけでもいいよ(笑)」
「......なに、それなら許してくれるわけ?」
「まぁね~♪......ん?えぇぇぇぇ!?」←
(冗談で言ったつもりなのに......(汗))
「自分から話振っといてなんだよ、
そのオーバーなリアクション......。」
「だって...だって...だってさぁ......。」
(何これ、夢!?)←
予想外の答えにパニックになる百合。
「パクパクパク...」
口をパクパクさせる百合。
「おいおい、鯉みたいになってんぞ......。」←
「パクパク...だってさぁ...パクパク...だってぇ......。」
「ったく、お前は本当に世話の焼けるヤツだな......。」
ムッ
「なにy.."ちゅっ..."......っ!?」
言う前に百合の唇を塞ぐ太輔。
「ん......」
「っん...ふぁ...」
唇を塞いだあと、舌を絡め始める。
もちろん周りには人が大勢いるわけで、みんな
顔を真っ赤にしながら恥ずかしそうにこっちを見ていた。
カフェの店員さんも固まり、口を大きく開け2人を見ていた。
「っん...太s..ぁ..たい、すけぇ.....
みんな...見て、るょ......」
「......今更、お前が何言ってんだよ。」
「..んふ...だってぇ....」
「満更でもないくせに......」
「っ...うるさいな......」
ニヤ..
「ふっ...これなら許してくれる?」
(いつもと違い過ぎる......(汗))
「ふんっ!太輔にしては、結構成長したじゃない。」
「俺の勝ち、だな(笑)」
「......悔しい。」←
「(笑笑)」