第2章 -完-『親馬鹿な北ミツ』by.人狼少女を拾いました
『パパなんか嫌いなの。』
うっ......
『嫌いなの。』
うぅぅ......
何度も『嫌い』という言葉が頭でリピートされる......。
しまいには......
『パパなんか嫌い!!』
『こっちに来ないでよ!』
『ガヤがパパだったら良かったのに......。』←
『もうタマちゃんのうちに行く!』←
うあぁぁぁぁぁッ!!←
もう『誰だコイツ。』と言わんばかりに
完全に反抗期娘に変換されたのだった......。
隅で1人落ち込む俺、こういう時は何だかんだ言って
ユリが心配してくれてこっちに
来てくれたりするのだが......。
「ガヤ、今度は一緒にレースやるなの。」
「いいぜー!でも手加減はしねぇぞ(笑)」
「ん......。」
完全にゲームに夢中でした......。
(ユリ~......(泣))
クソォ......もぉぉう我慢ならねっ!
「ユリ!」
ムスッ
「なに、なの......。」
うっわぁ......完全に今の俺、
ユリに嫌われてる......(泣)
「ほら!」
「......?」
俺はバッグからあるものを出す。
「お前の大好物の苺をふんだんに使った〖苺パイ〗だぞ♪」
キラキラ
「苺なの......。」
「ミニサイズで袋詰めされているから
まだまだ沢山あるぞー」←
「「「「「おい、結局あげるのかよ!?」」」」」
メンバー一斉のツッコミ。
そりゃそうだ。←
「ミツだけずるい!俺もユリちゃんにチョコあげる!」
玉森はポケットからチョコを取り出すが......
「あ、溶けてる......。」←
さっき握りしめせいで溶けてしまったようだ。
「あーあ、渉に叱られても俺しーらね!」
「さすがの俺も、叱られても庇ってあげないからね?」
「二階堂、横尾さんに言いつけちゃう?」←
「言いつけちゃおうぜ千賀!」←
さて、北山はどうなる事やら(笑)