第4章 罰ゲームお披露目~組織票~
銀時「よぉーっし!見てろよぉ!じゃぁ、俺もちょっくら金稼いでくるか!」
銀時さんは電話を終えたようでそのまま客席の方へ出て行った。
実は、このルールには落とし穴がある。
正直、客席に出ない方が点数が減点されないからいいのである。
お客様とは本当に様々な人がいらっしゃる。
私達が気にしないちょっとしたことを不快に思う人もいれば、ただ、店員の見た目が気に入らないという理由で押していく人も居る。
つまり、不快ボタンは気づかないところでドンドン押されていく。
しかし、逆に喜びボタンは普通の事をしても押してもらえない。
つまり、よっぽど頑張らない限りほぼポイントは減っていく一方なのである。
それに気づいたスタッフ達は一気にやる気を失くし、
やめていってしまうという事だ。
ドカベンはそれを知って主に厨房業務しか行なわない。
厨房業務であれば、料理にクレームをつけられない限り、ポイントが減点されないのだ。
あれ?じゃぁ将ちゃんを厨房に移せばいいんじゃね?
そんなことを考えていると真っ黒な制服をまとった団体が店内に押し寄せた。
える「え!?あれは…真撰組!?」