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日常から非日常へ 【薄桜鬼】

第2章 出会い


大変です。大注目浴びちゃってます、俺。すんげぇ視線が痛いです。
薄桜鬼キャラって…。
あ、いやいや、こんなくだらないこと思ってる暇は無いんだよ。兎に角、説明を…。

「今から話すことは、嘘・偽りない、真実です…聞いて後から文句言わないでください、実は…。」





「…なぁ、新ぱっつぁん…信じられっか…?こいつの言ってること。」

「…こいつが、未来から来た…。」

「君、面白いこと言うよねぇ。」

いや、軽く言ってるけど冗談違うからね、沖田さん。俺も信じられねぇぐらいだから。羅刹現れるまで映画村に居るもんだと思ってたからね。

「彼の話を聞いたあとじゃ、なんだか、処遇を決めるのは可哀想な気がするねぇ…。」

源さんもこう言ってくれてるし、ぜひ、置いてくれると嬉しいです。(図々しい)


「あれは幕府からの密命、彼が知っているとなると殺す訳にはいかんだろう。」

土方さんがはぁっ…ってため息ついた。
幸せ逃げますよ。

「おい、お前名前は?」

「えっ…山中潤です…。」

「…山中。今日からお前を新選組預りとする。今後の予定はこれから決める。いいか、逃げようとしたら斬る。これだけは覚えておけ。」

いたいけな女子に斬るって酷い…。
まぁでも…殺されなかっただけマシか…。


「よし、今日は解散だ!」

近藤さんの号令で広間からみんな出ていく。
お…俺はどうしたら…。

「あ…あの…山中さん。」

およ、千鶴ちゃん?まだ出てなかったんだ。

「土方さんから、山中さんのお部屋を案内するように言われました。」

「良かったぁあ、広間に居ろとか言われたらどうしようかと思った…。」

「お部屋はこちらです、どうぞ。」




案内された部屋へ入り、千鶴ちゃんは自分の部屋へ戻っていった。
あーあ、もっと話したかったなぁ…女の子同士だったのに…って、今の俺はみんなからみたら男だよな…。

「はぁ…。」

薄桜鬼キャラに会えたのは嬉しいけど、この先やってけれるかな…。
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