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日常から非日常へ 【薄桜鬼】

第2章 出会い


「…。」

後ろ手に縄で結ばれ、横にはさっきの男、原田左之助が居る。
…自己紹介されてないのになんで名前知ってるかって?だって薄桜鬼の原田左之助って分かり易いし、声、ガチであの歩く18禁だもの…ッ!

こんな状況じゃなきゃ喜んでたのに…!

「着いたぜ。お前の処遇決めねぇとだから、覚悟決めておいた方がいいぜ。」

これって、他の薄桜鬼キャラにも会えるってこと…?
結果的にはオーライ!?
うひょひょ、テンション上がる。




所変わって屯所内の広間に俺はいる。
やべぇ…なんだこのイケメンな奴ら…!
奥には千鶴ちゃんが居る。そうか、じゃあ綱道さん探しが許可された所か、良かった…。
すると、近藤さんが

「…さて、いきさつを話してくれるかな、原田君。」

「あぁ。失敗したやつらが民間人を襲ってんのを聞いて、巡察中だった俺ら十番組が対処。そん時にこいつに見られちまった。」

「ふむ、そうか…。」

「おい、お前。」

土方さんから声が掛かり、顔を上げる。
…変なこと言わないようにしよ…。
今まで見てきた夢小説って大体変なこと口走るから大変な目に合うんだよな…。

「あの時間、何故あんなところにいた?」

「ろ、浪士に絡まれて…逃げきれたと思ったらすんげぇ悲鳴聞こえて…そしたら、あの場面だったんです…。」

真実だよね、これ!?
俺は言葉を選びながら話していく。
千鶴ちゃんもきっとこんな感じだったんだろうな…。

「なぁ、トシ。見逃してやってもいいんじゃないか…?帯刀していなかったらしいし…。」

こ、近藤さん…!やっぱり優しいな。

「そんな訳にもいかねぇだろうが。おい、道に迷ってって言ってたが、どっからきた?なぜ帯刀していなかった?」

そんなの俺が聞きたいよ!!
ど、どうしよ…。
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