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日常から非日常へ 【薄桜鬼】

第12章 屯所移転計画


伊藤一派加入から三ヶ月後、隊士幹部らが近藤さんの部屋に集まっていた。もちろん、伊東さんの姿もそこにあった。
しかも…。
超、ガン見されてる。必死で目線を合わさないようにしてます。
頼むからこっち見ないでくれ…!

「また隊士が増える予定だ。やはり早急に新しい屯所を探した方がいいだろう。」

近藤さんのこの言葉に、新八さんが

「雑魚寝してる連中、かなり辛そうだしな。」

話によると、入隊希望者は増えているらしく、寝床が足りないとのこと。

「だけど僕達を受け入れてくれる場所なんて、何か心当たりでもあるんですか?」

沖田さんに問われ、近藤さんがうーむと考え込んでいる。そこへ土方さんが

「西本願寺。」

「!?」

と、口にした。
近藤さん達は驚いてるみたい。
西本願寺…って、確か…。
いくらなんでもそれはまずいのでは。

すかさず山南さんの疑問が投じられる。
西本願寺は長州に協力的。同意を求めるのは難しいのでは?と。
すると沖田さんが、

「まさか強引に押し切るつもりですか?」

「そのまさかだ。」

土方さんがさも当たり前のような言い方に、山南さんが苛立ったように反論する。
やばいぞ、この雰囲気…。
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