第10章 出陣要請
“じーーーー…"
先程から視線が痛い。
「…あのー…そんな見られるとやりにくいんですが…。」
今は剣の自主練中…集中させてくれよ。
「気にすんなって。」
「気にするわ!平助、お前の髪引きちぎるぞ!」
「ばっ…やめろよ!」
髪を守る平助。なんか可愛いい。
「潤、お前今明らかに失礼なこと考えてんだろ。」
「可愛いなんて一つも思ってない。」
「思ってんじゃねぇかよ!!」
「君ら元気だよねぇ。」
縁側に腰掛けて俺達を見ていた沖田さんが言う。
「沖田さん、もう怪我大丈夫なんですか?」
「うん、大丈夫だよ。」
「オレも一応怪我人なんだけど!」
すると、
「沖田君、藤堂君、山中君。大広間に集合だよ。」
優しく微笑む源さんが呼びに来てくれた。
俺達は大広間へと急ぐ。
あ、平助無視しちゃった(笑)