第6章 番外編 たまには
沖田さんはつまんないから部屋戻るとか言って今は俺1人、広間に居る。
「俺の方がよっぽど暇ですよぉぉぉ!」
「何叫んでんだ、お前?」
「原田さぁぁぁん!(泣)」
「どうした?」
「暇過ぎて死にそうです(キリッ)」
ちょ、腹抱えて笑わないで下さいよ、俺変なこと言ったかな?
「原田さん笑うとか酷い!」
「わりぃわりぃ、で、暇だっつったな。俺も今日非番だからよ、暇なんだ。俺の相手、してくれるか?」
「…えー…まぁ、確かに相手してくれって言うからここ来ましたけどね?」
「なんだ、不満か?」
「不満では無いですけど…なんで昼寝?」
原田さんの部屋、二人して寝転がってる。何だこの構図、誰か見たらびっくりするだろ。
「俺まだこの格好ですから、変な噂たてられますよ?」
それは流石にやばいんじゃない?
「別に、やましいことしてるんじゃねぇんだから、平気だろ?それとも、どんな噂が立つか、試してみるか?」
「冗談はよしてくださいよ(笑)」
「ははっ、それもそうだな。とりあえず寝ろよ。お前、あんま寝れてねぇんだろ?隈ひでぇぞ。」
そう言えば…確かに。寝れても何回か起きてたなぁ…。
「じゃあ…ちょっとだけ。…ありがとうございます、原田さん。」
「気にすんなよ、俺も寝たかったからよ。」