第4章 決定事項
今更ながら実感だよ。
後で千鶴ちゃんに報告してこよ!
不謹慎だけど、これから楽しみだー!
「潤じゃねぇか。んなとこで突っ立ったまんま何してんだ?」
はっ、この声は…!
「原田さん!」
「左之でいいぜ、みんなそう呼んでるしな。」
「あ、えと。じゃあ左之さんで…。」
「おう、で、どうした?」
「あ、はい!じゃーん!見てください俺の隊服と刀です!」
俺はその場で箱を開け、右手に隊服、左手に刀を持ち左之さんに見せる。
「ってことは、なんだ、お前隊士になったのか?」
「ついさっきなんですけどね、異論は認めねぇなんて言われたらやるしかないです!」
「そうか、頑張れよ。だがな、あんまり危険なことなしねぇでくれ。今は男の格好してるが、女だってこと忘れんじゃねぇぞ?」
「分かってます!心配してくれてありがとうございます、左之さん!」
「なんだか、お前のことはほっとけねぇんだよな。ちゃんとやれよ。」
そう、頭をポンポン撫でながら沖田さんと同じように去ってしまう。
「…お、おお…これが左之さんの頭ポンポン…!」
しばらく浸ってたら千鶴ちゃんが帰ってきたから、直ぐ千鶴ちゃんとこ行って決まったこと報告したら、
「そうなんだ…頑張ってね、潤!私、応援してるから!でも、無理だけはしないでね?何かあったら私に言ってね?」
可愛い顔でそんなこと言われたら、抱きつくしかないですよね(真顔)
「うわぁぁぁ、千鶴ちゃん可愛いぃぃ!」
「きゃっ…!///」
照れるな、俺性別忘れちゃうから。
「俺、頑張るよ!」
「う、うんっ!///」
不安は残るけど、とりあえずやってやるか…!