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【トリップしたけど…】テニスの王子様【どうするの?】

第24章 お口はミッフィーさん。





幸村「……少しは落ち着いたかい?」


『うん。
ごめん精市、ありがと…』


幸村「いいよ。
それよりも………」



あ、次に精市が何いうか手に取るようにわかる…。私ってやっぱり天才とか言ってる暇あるならお口はミッフィーさん。



幸村「何があった」


『……』


幸村「黙秘権を使うなら、泣いてたこと母さんに言う…」


『それはダメ!!
かなりとダメ!!
幸子さんには心配かけたくない』



……あ。


お口はミッフィーさん数秒で解いちゃった。私ってやっぱり馬鹿だぁ。


してやったりみたいな笑顔をした精市に、思わず枕を投げそうになる。ここは抑えよう…。



幸村「何があった」


『う…』



さっきより強い口調で言われる。でも、いうわけにはいかない。私にだってプライドはあるんだから。



『……何もないよ。
本当に、何もない』


幸村「俺は、何があった?なんて聞いてない。
何があったって言ってるんだ」


『……っ』



そ、そんなこと言われても言えない物は言えないだからしょうがないじゃない!魔王降臨させたって今の私には効かないんだから!



幸村「……ねえ花奈、俺だって手荒な真似はしたくないんだ。
素直に吐くなら、怖い目は見せないけど?」


『ま、まままさか!?
5感を奪っちゃうぞ?』


幸村「それ以外に何かあるとでも?」


『ですよねー…』



出来れば他の物が良かったけどなぁ…。さすがにあの恐怖はもう味わいたくない。


でも言うわけにもいかないの。言ったら精市は有無を言わせずルカちゃんを辞めさせる。


そんなの何の解決にもならない。精市の事だから、辞めさせないって約束しても、私のいない所で何かしら制裁をするはず。


全部全部わかっちゃうから言いたくないの。それに、こんなことして原作を狂わせたくない。いや、もう狂ってるのかな?









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