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【トリップしたけど…】テニスの王子様【どうするの?】

第4章 いきなり出会ったよ、黒帽子に。





精市に手首を掴まれ、強制的に歩かされる。


ちょ…!私まだここにいたいんだけど!
ブンちゃんとか仁王とかジャッカルに会いたい!!


でもそんな事が言えるはずもなく、ぶじ家に着いた。


弦くんルカちゃんから逃げれたかな?
今の弦くん超かわいいから目付けられてる気がする。



「ただいま、母さん」


『幸子さん、ただいま』


「お帰りなさい。
ご飯できるまでもう少し待っててちょうだい」


『あ、私手伝いますね!』



幸子さんは「いいわよ?」と少し遠慮していたけれど、何だか嬉しそうにも見えた。


ちなみに、精市は2階に上がっていった。
たぶん精華ちゃんの面倒見てるんだろうね。
何だかんだで仲がいい兄妹ですから。


幸子さんと世間話をしながら料理を作り、ほぼ作り終えたというとき…



「ただいま」


「あら、今日は早かったのね。
お帰りなさい」


『お帰りなさい、優(スグル)さん。
お疲れ様です』


「早めに仕事が終わったんだ。
ありがとう花奈ちゃん、手伝ってたんだね」



そう言って優しく微笑むのは、幸村家の大黒柱(?)の優さん。


優さんは名前の通り優男で、黒さが全くない。
精華ちゃんが白なのはこの父親のおかげだろう。



「花奈ちゃん、精市と精華を呼んできてくれないかしら?」


『分かりました』



2階に上がり、精華ちゃんの部屋に入る。



『精華ちゃん、精市、ご飯できたよー!』


「花奈お姉ちゃーーん!!」


『おわっ!?』



天使に抱きつかれ思わず頬が赤くなる。


まあ冗談だが、精華ちゃんが天使という点は冗談ではない。
精市の妹だから当たり前なのかな?



『よしよし。
お姉ちゃんと下行こっか』


「うん!
今日のごはんなにかなぁ?」


『何だろうね〜?
精市も早く行こ。
ご飯冷めちゃうよ?』


「ん?ああ、行こうか」









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