第1章 キャラクターの説明。と。黒尾×香
お互い笑いあって。愛なんてない行為を。続けたんだ。
「....散々だったろ?」
両者裸のまま、ベッドサイドに鉄朗は腕を乗せ、私はよこになったまま。
「..まぁねw」
クスクスと笑う私。
瞼が重たくなる。枕に目を擦り付けたら気を使ってくれたのか
「....っと.,,」
鉄朗もベッドの中に入ってくれた。
いつもは背中合わせ。いいときでも向かい合うだけの鉄朗と私。
なのに今日は抱き締めてくれて、私が寝るまで頭を撫でてくれた。...優しい。
「.......」
私は小声で鉄朗の胸板に顔を押し付けながら言った。
『大好き。鉄朗』って