第7章 別れは突然。(黒尾 鉄朗)
手を掴まれ、つかつかと部屋の中に入る。
そして、ベッドに倒される。
「きゃっ...」
優しそうな微笑みで私を惑わせる。
いつもそんな顔でみてくれなかったじゃない
人は、すぐに変わる。
「濡れてね?」
まるで、獲物を狙った猛獣のように。
鋭い目付きをする。
「んっ、んんっ」
スカートを、まさぐられてパンツだけぬがされる。
案の定太股に愛液が伝い今までなかった羞恥心が渦巻く。
「ぁ、あ」
涙を浮かべ背を向こうとする私の腕に鉄朗の腕ががっしりと掴まれて動けない。
「ヤらせろよ?」
この目。私がいつも見てた目。きれいで儚い。