第2章 合宿所は!?
僕と雷地は2人が出て行った扉に向かって合掌
『優馬、君の事は忘れません』
黄「良いヤツだったさ」
上風「嫌ーーーーーー!!!!!!!」
滝「いいんですか?」
僕らは皆に向き直る
黄「まあ、ほかっとけば勝手に帰ってくるさ」
『いつもの事さ』
全「「「......」」」
幸「ねえ、あの時のはなんなのかな?」
『あの時?』
仁「お前さん達が急に降ってきたり」
切「なんか、変な紐出て」
日「口裂け女を封じたり」
桃「鎌を弾いたり」
ああ、あれね
菊「普段の生活ではやらないよね?」
黄「やってたら悪い意味で有名人だよ、俺達」
跡「それで、なんだ?あれは」
『説明しないとダメかね?』
不「ダメだね(黒笑)」
え、めんどい
幸「さあ、早く(黒笑)」
怖い
怪異より怖いな
このペア
越「桃先輩」
桃「俺も思ったさ」
海「フ、フシュ~」
切「こ、怖え~」
鳳「逆らったら最後のような気がします」
日「それは同感します」
では、説明しよう
コホン
『どこから話しますか?』
丸「ゲームの選択肢かよ!」
黄「じゃあ、あの穴かな?」
乾「そうだな」
『簡単に言えば、僕達が通ってきた道の出口だよ』
黄「姿見みたいな大きな鏡から入って来たんだ」
柳「では、そこでこの場所を探したのか」
『そう言う事』
菊「じゃあ、こっちで姿見を探したら帰れるんじゃないのかニャー?」
黄「それは無理だね」
『僕達は辿り着いたが正しい表現なので、こちらから繋いだら何処に出るかわからないんだ』
黄「下手すると、一生涯掛けても帰れないからねー」
皆は黙ってしまった
大「じゃあ、あの紐みたいなヤツはなんだ?」
『あれは拘束術の1つさ』
宍「拘束術?」
黄「俺達は生まれた時から怪異に対する力を持っているんだ」
『それを色々な形に変換させて使う事が出来るんだ』
桃「へー、便利ッスね」
黄「そう言って居られる君は見ていて飽きないねー」
桃「遠回しにバカって言われた気がする」
『まあ、間違ってないかな?』
桃「ヒドッ!」
『力を持っているって事は、逆に考えれば狙われるんだよ、怪異に』
黄「俺達は普段の日常生活でも危険と隣合わせさ」
また黙ってしまった
2人はちゃんと探索をしているのかな?