第2章 合宿所は!?
ジャ「じゃあ、あの鎌を弾いたのもその1つか?」
『そうだね』
黄「でも、そんな事が出来るのは氷月だけさ」
河「白川君だけなの?」
『僕、女です』
全「「えっ」」
立海以外のメンバーは驚いている
『まあ、誰にも得意不得意があるだろ?それと同じだ』
黄「氷月は守備に特化した人材だよ」
海「ほ、他は?」
『雷地は速さに特化した人材。速さと言っても移動速度などの物理系さ』
黄「炎方は攻撃に特化した人材さ。出てくる出来をぶん殴るのがお仕事」
忍「サラッと流したが、白川は女やんか?」
黄「そう思うよねー、胸ないし」
『そこかい』
忍「普通そこは怒る所や!」
『別にそう思いませんね』
実際ないし
ないほうが仕事にはうってつけさ
跡「この部屋は今、どうなっているんだ?」
黄「氷月の結界で外からの攻撃は全て無効にされている状態。氷月が味方だと思う者以外は全て弾かれるよ」
『まあ、そうなるね』
柳生「では、今も?」
『正確には、この部屋に入ってからずっと。おかげで索敵も余裕に出来ないさ』
油断すれば今回ばかりはどうなるかわからん
結界が壊される程度だったらいいけど
この教室に入ってから
僕は念のために床に丸を書いて札を貼った
後で使う事になるだろう
日「じゃあ、白川さんは結界師なんですね」
『そうなるかな?まあ、役職はそんな感じ』
黄「正確には違うんだけどね」
跡「日吉、結界師とはなんだ?」
日「自分の身の守るため張ったり、相手を閉じ込めりするのが結界師です」
鳳「よく知ってるね」
日「まあ」
上風「こっちくんな~~~!!!!」
廊下で優馬が叫んでいる
『雷地君、賭けをしましょう』
黄「お!なんだね!」
丸「ほっといていいのかよぃ!」
『こっちに来てください』
黄「ほほーう」
雷地は僕の書いた円に入った
『では、よろしく』
僕は教室を出た
黄「ん?......やられたーー!!!!」
後にした教室から断末魔が聞こえた
はい、僕の勝ち
僕は優馬達の元へ歩いて行った