第27章 悪魔のお仕置き～レオ編～

「レオ。

何度も言っているでしょう？

貴方が……」




「ジル、お願いっ……

コレ、外して、出させてっ……！

何でも、何でもするからっ！！」




ユーリがいるにも関わらず

赤い瞳から生理的な涙を流しながら

我も忘れて取り乱すレオ。




「何でも？

では答えて。

貴方が私に何を隠しているのか」




「っ………………！

それだけは出来ない……

でも、それ以外なら、何でもする…から…

だから、イカせてっ、

ジル……イカせて！！」




縋るようなレオの瞳。




ジルは、じっと視線を絡めたあと……




「ジル、ジ…………むぐっ……」




無慈悲にも、

レオに再びギャグボールを咥えさせた。




「ん……ん……っ！！！」




「困ったものですね。

仕方ありません。

言いたくなるまで、

そこで大人しく見ていて下さい」




ジルは優美に微笑むと、

ユーリの隣に座った。