イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】
第27章 悪魔のお仕置き~レオ編~
「ユーリ」
「ジル様……
レオ様は、
一体、どのくらいの時間、
お仕置きを……?」
ユーリがジルと
ゆったりティータイムを過ごし、
湯浴みをし、
隣の部屋でイチャついている間も
レオはここに繋がれていたはずだ。
「ああ “この姿で” ですか?
本日の会議が始まる前ですから……
14時間ほどでしょうか」
涼しい顔で答えるジル。
「14時間!?」
ユーリは思わずレオを見た。
いつも余裕のレオが、こうなるわけだと、
妙に納得してしまう。
ジルはユーリの様子を気に留めることなく
ちゅっ、
と触れるだけのキスをすると、
甘い声で囁いた。
「ユーリ……触れさせて下さい」
「っ…………はいっ……
でも、いいんですか?
その……
レオ様、このままで…」
ユーリは、
恥ずかしそうに頬を染めながらも
心配そうに眉を下げた。
「貴方は優しいですね。
でもいいのですよ、放っておいて。
レオが悪いのですから。
さあ、私に集中して……」
「……はい」
ユーリは、
レオの視線を気にしながらも、
ジルの命令に従順に従った。