第11章 狂った果実～ユーリorレオ編～

『その前に

一つ聞いてもいい？』




「なんですか？」




『さっきから言いなりだけど、

何されるか分かってるよね？』




「………はい///」




（おいおい……）




『いいの？

このまま俺に食べられちゃっても。

疼くから

誰でもいいから、えっちしたいだけ？』




「…………レオ様だから…」




『俺だからって…

俺、まだ会ったばかりなんだけど』




「レオ様は…

この城に来て初めて

俺に優しくしてくれた人だから…




俺…




レオ様のこと…




好きになっちゃったのかも……




しれません……」




ユーリは切なげにレオを見つめた。



どきん。




（なにそれ///

なにその顔///

超可愛いんですけど）




「軽い子だって…

軽蔑しますか？」




『……いや。

むしろ、積極的な子は好きだよ』




（ヤラせてくれるし）




その言葉を聞いた途端。

ユーリは

物凄く嬉しそうに

目をきゅるんきゅるん輝かせて。




「本当に！？

じゃあ

俺とレオ様

両想いですね」




軽く首を傾げて

頬を染めて

あどけなく笑った。





どっきーーーん。




（うわあ～！！

なにその純粋発言！！

エロっちい格好とのミスマッチ！！

やばいな。

ちょっと味見するだけのつもりだったんだけど

歯止め聞かなくなりそう）




『……場所、変えようか』




レオは

感情の赴くままに

そっとユーリの手を握り

ベッドへと移動した。

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