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イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】

第7章 狂った果実~アラン×ユーリ編~


「んっ…」




ユーリの目が見開く…




(あ…柔らけえ…

どうしよう…

俺…ユーリと




キス





してる…




すげえドキドキする…




心臓、壊れそうだ…




ユーリ、抵抗しねえな…

嫌じゃ、ねえのか?)




部屋が

静寂に包まれる。





(ほんと、なに…やってんだ俺は。

でも…)




アランは

ちゅっ…

と微かな水音をさせて

唇を離す。




「っ…アラン様…どうして…」




ユーリは

口許を手で覆って

頬をピンク色に染めた。




(……っ…

もう…抑えられねえ…

可愛い…)




『……嫌か?』




「……アラン様………俺………」




『ユーリ…』




「アラン様………



俺、アラン様がいい……」




『え?』




「………お願い…




……………忘れさせて…」




ずっきゅーーーーーーーーーん!!




(こいつ可愛すぎだろ!!

本当に男か!?

いや、もうどうでもいい!!

いいのか!?

いや、もういい!!

こいつは俺に助けを求めてる。

見捨てられるわけねえ!

あと

可愛い!!

そして可愛い!!)




アランはユーリを強く抱きしめた。




『ユーリ……』




「アラン様…」




アランの肩口で

一筋の涙を零しながら

ユーリは思う。














(…思った通り。








アラン様って








容易い…………くすっ♪)


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