第3章 部活動とメンバー
「あ、渚!俺も地球防衛部に入ることにったっす」
「そうなの?良かった、一年生一人じゃ心細いし」
すると由布院先輩と鬼怒川先輩が口を揃えて言う。
「「女みたいだな(ね)」」
「へっ!あ、その…」
「あ、ごめんね。言われたくないよね…」
「いえいえ、まぁ…良く言われるので」
一瞬バレたかと思ったが、ただの勘違いとして終わらしてくれた。でも男の中の男って言われるよりは良いと思った。
「えー…とりあえずよろしく」
「よろしくお願い――」
突然ドアが勢い良く開き、皆が目線を向ける。するとピンクの生き物が走って来た。
「皆さん、ラブメイキングです!」
「またかー」
「名乗りがやだよね」
「ラブメイキ…?名乗り?」
「…!まっちょ~…」
その生き物は、やっちゃったと言わんばかりに焦りの顔が出る。