第3章 部活動とメンバー
「渚、何部に入るか決めたっすか?」
二日目の放課後、ほとんどの人が部活に行っていた。
唯一気軽に話している有基君が近寄って来て問いかける。
「決めたよ。地球防衛部に入ろうかと思ってるの」
「地球、防衛部?」
「なんか何にもしない部…らしいよ。ごめんね、急いで行かないと」
「そうっすか…また明日っすね!」
「うん、それじゃあ」
有基君と別れて部室へ向かった。
* * * * * * * * *
向かっていたのだが、この前は迷って着いたも同然ですっかり迷子で、着くのが遅れてしまった。
「失礼します」
「あ、望月君?部に入ってくれるんだっけ、ようこそ!」
「鬼怒川先輩…!ありがとうございます。…って有基君!?」
そこにはここに来る前に話した有基君がいた。